【スポーツ障害 野球肘・野球肩 整骨院】野球肘・野球肩について
2026/04/14
こんにちは!鴻巣 ぴーす鍼灸整骨院です。
当院のブログをいつも読んでくださっている皆様。いつもありがとうございます。
最近の気温は昼間はとても高く、夜は肌寒くなっており非常に体調を崩しやすくなっております。
4月、新学年。少年団チームや中学校・高校の部活動では、大会に向けて熱を帯びた練習が続いています。しかし、この時期に私たちの院に駆け込んでくる選手の多くは、肘や肩に「隠しきれない痛み」を抱えています。
この記事では、主に野球に青春を捧げる選手たち、それから彼らを支える保護者・指導者の皆様に向けた、「野球肘」「野球肩」について解説していこうと思います。 ぜひ、最後までじっくりと読み込んでください。
第1章:野球肘の深層:その痛み、放置すれば「一生モノ」の傷になる
野球肘と一言で言っても、実は3つの全く異なるストーリーがあります。
これを混同することが、治療を遅らせる最大の原因です。
1-1. 内側型野球肘:靭帯と筋肉の「限界点」
もっとも頻度が高いのがこの内側型です。
投球動作の「加速期(腕が一番後ろにしなり、前に出てくる瞬間)」、肘の内側には、自分の体重の数倍という猛烈な「引き裂く力(外反ストレス)」がかかります。

靭帯の悲鳴: 肘の内側にある「内側側副靭帯(MCL)」が、限界まで引き伸ばされます。何度も繰り返されるこのストレスにより、靭帯は少しずつ伸び、あるいは微細な断裂を起こします。
前腕屈筋群の守備力: 実は靭帯だけで支えているわけではありません。指を曲げる、手首を返すといった筋肉(円回内筋や橈側手根屈筋など)が、第二の靭帯として肘を補強しています。練習終わりに握力が落ちている、前腕がパンパンに張っている。これは、筋肉が「もう守りきれない!」と出している危険信号です。
裂離骨折のリスク: 子どもの骨は「成長軟骨」という柔らかい部分があります。靭帯があまりに強く引っ張りすぎると、骨の一部を一緒に引き剥がしてしまいます。これが野球肘における裂離骨折の正体です。
1-2. 外側型野球肘:音もなく忍び寄る「離断性骨軟骨炎」
最も恐れているのがこの外側型です。

「ぶつかる力」の破壊: 内側が引き伸ばされるとき、外側の骨同士{上腕骨(上腕骨小頭)と橈骨(橈骨頭)}は逆に強くぶつかり合います。この圧迫が繰り返されることで、骨の表面にある軟骨が血流不足に陥り、壊死(細胞が死ぬこと)してしまいます。
サイレント・キラー(静かなる殺し屋): 最大の恐怖は「痛みがない」ことです。軟骨には神経が通っていないため、ボロボロになっても痛みを感じません。「痛い」と思ったときには、すでに軟骨が剥がれ落ち、関節の中に「関節ネズミ(遊離体)」となって転がっている、離断性骨軟骨炎となってしまいます。こうなると、多くの場合で手術が必要になり、数ヶ月から1年の戦線離脱を余儀なくされます。
1-3. 後方型野球肘:フォロースルーの衝撃
ボールを離した後のフォロースルー期で、肘の先端(肘頭)が肘の溝に激突します。

ブレーキの故障: 腕を振るための筋肉(アクセル)ばかりが発達し、腕を安全に止めるための背中や肩の筋肉(ブレーキ)が弱い選手に多く見られます。勢い余った肘がガツンとぶつかり、骨棘(こつきょく)というトゲのような骨ができたり、疲労骨折を起こしたりします。
第2章:野球肩ってなに?
野球肩とは、腕を上から強く振った際に肩周辺に生じる症状の総称です。 「投球肩」「投球障害肩」と呼ばれることもあります。 肩関節は、人体で最も可動域が広い代わりに、骨頭が関節窩に対して大きく非常に不安定な構造をしています。
肩甲上腕リズムの崩壊
通常、腕を3度上げるとき、肩関節が2度、肩甲骨が1度の割合で連動して動きます。これを「肩甲上腕リズム」と呼びます。 しかし、現代の球児はスマホの使いすぎや勉強姿勢により、強烈な猫背(巻き肩)になっています。肩甲骨が背中にへばりついて動かないまま無理に腕を振ろうとすれば、その「動かない1度分」のシワ寄せはすべて肩関節に集中し、炎症を引き起こします。
リトルリーグショルダー(上腕骨骨端線裂離)
10代の選手特有の怪我です。肩の骨にある「成長線(軟骨)」が、投球の強烈なひねり動作によって捻じ切られるように開いてしまいます。 レントゲンで見ると、成長線が通常より広がっているのがわかります。これは骨の成長障害につながる可能性があるため、絶対的な安静と、その後の徹底的なフォーム修正が必要です。
インピンジメント症候群
腕を上げた際、肩のインナーマッスル(腱板)が、骨と骨の間にガリッと挟み込まれる状態です。これを放置するとインナーマッスルが徐々にすり減り、将来的に「腱板断裂」という重症につながるリスクがあります。

ルーズショルダー(動揺性肩関節) 先天的に肩の可動範囲が広い方に起こりやすいです。 肩の可動範囲が広いことは投球動作にとってプラスな面もありますが、脱臼を繰り返したり、ボールを投げた後に肩に違和感が残ったりします。
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腱板損傷 肩への負荷によって、肩を動かすために欠かせない「回旋筋腱板(ローテーターカフ)」が損傷、もしくは切れてしまう症状のことです。 腱板損傷になると肩の激しい痛みが出たり、肩を挙げられなかったり、投球動作だけでなく日常生活に大きな影響を及ぼしかねません。

肩甲上神経損傷 ボールを投げる際に肩甲骨の上を通る肩甲上神経が圧迫を受けたり、損傷したりする症状のことです。この症状では肩の疲労感や動かしにくさ、筋委縮が見られます。
神経の圧迫を受けているのでしびれがでることがあります。

第3章:なぜ怪我をするのか?「全身連動(キネティック・チェーン)」の真実
痛みが出ているのは「肘」や「肩」ですが、犯人は別の場所にいます。
3-1. 股関節と足首の「サスペンション機能」
投球は地面を蹴るエネルギーから始まります。足首が硬くて地面をしっかり踏めなかったり、股関節の回旋(ひねり)が不十分だったりすると、下半身で作ったエネルギーは上半身に伝わる前に消えてしまいます。 足りないエネルギーをどう補うか?それは、肘を余計にしならせたり、肩を力一杯振ったりすることです。下半身がサボった「借金」を、肘や肩が必死に肩代わりしている。これが野球障害の本質です。
3-2. 胸郭(きょうかく)の「しなり」が球速と安全を作る
胸の骨格(胸郭)がしなやかに動かないと、体を捻る動作ができません。ムチをイメージしてください。持ち手が硬ければ、先端まで力が伝わりません。胸郭を柔らかく使うことで、肘や肩を「振る」のではなく「勝手に振られる」状態に持っていくことが、怪我をしないための唯一の道です。
第4章:鴻巣 ぴーす鍼灸整骨院の治療システム
当院では、電気療法だけでなく手技や運動療法などを組み合わせたアプローチを行います。
柔道整復師による専門手技
その痛みの原因を、「どう動かすと痛いのか」「どこに痛みが出るのか」などしっかりと探りその原因に対し、手技やストレッチなどでアプローチをかけていき症状の早期改善に全力で向かっていきます。
鍼灸治療の威力: ミリ単位で調整した鍼を打つことで、血流を爆発的に改善し、痛みを取り除きます。
ですが、いきなり行ったり、無理に勧めたりはしません。
筋膜リリース: 全身を覆うタイツのような「筋膜」のよじれを解消します。これにより、肩甲骨の可動域がその場で変わるのを実感できるはずです。
第5章:【実践】自宅で1日5分でできる、超簡単なストレッチやトレーニング
(※具体的なやり方を詳しく記載します。保護者の方も一緒に確認してください)
肩甲骨の「土台」を整える:壁ピタ・ウォールスライド
肩甲骨が正しく動くように準備する、非常に効果的なエクササイズです。
壁に背中をぴったりつけて立ちます(頭、背中、お尻、かかとをつける)。
両腕を「W」の形にして、肘と手の甲を壁につけます。
壁から手が離れないように、ゆっくり万歳するように腕を上下させます。 肩甲骨が力強く、かつスムーズに動くのを意識して10回。

股関節の「ネジ締め」動作
足を大きく前後に開き、後ろの膝を地面につけます。
前足に体重をかけながら、上半身を前足側に捻ります。投球の踏み込み足が安定し、肘の負担が劇的に減ります。

前腕の「オイル交換」マッサージ 肘から手首にかけての筋肉を、お風呂の中でゆっくりと縦方向にスライドさせて揉みほぐします。これだけで、翌朝の肘の軽さが変わります。

睡眠は「最高の治療器」
寝ている間に分泌される成長ホルモンが、その日に傷ついた組織を修復します。中高生なら最低でも8〜9時間の睡眠が必要です。「スマホを寝室に持ち込まない」。これだけで怪我のリスクは下がります。
第7章:【厳選】徹底回答!よくある質問!
Q1:アイシングは結局、した方がいいの?それとも温めるべき?
A: これは非常に重要な質問です。 結論から言うと、**「投げた直後の激しい痛みや熱感がある(炎症がある)場合のみ、15~20分だけ冷やす」**が正解です。 かつては「とにかく冷やせ」と言われましたが、最近のスポーツ医学では、冷やしすぎは血流を止め、組織の修復を遅らせることがわかってきました。 翌日になっても痛みが続く場合は、逆にお風呂などでしっかり温めて血流を促進し、修復を促す方が効果的です。
Q2:湿布を貼っていれば、練習を続けても大丈夫ですか?
A: 絶対に「大丈夫」とは言えません。 湿布はあくまで「痛みを和らげる」薬です。火事で例えるなら、警報器の音を止めているだけで、火(炎症の原因)は燃え続けています。 湿布で痛みが消えたからと全力投球を続けると、麻痺している間に組織の損傷がさらに進み、ある日突然、取り返しのつかない断裂を起こすことがあります。「痛みが消えた=治った」ではないことを、強く認識してください。
Q3:インソール(靴の中敷き)で肩の痛みが変わるって本当ですか?
A: 本当です。それも、驚くほど変わります。 足の裏は、唯一地面と接している部分です。扁平足や外反母趾があり、土踏まずが潰れていると、投球のステップの瞬間に膝が内側に入ります(ニーイン)。 膝が内側に入ると、骨盤が正しく回らず、肩が遅れて出てきます。その遅れを無理やり取り戻そうとして肩を強く振るため、痛みが出るのです。当院では足元のアライメント(整列)もチェックし、必要に応じてインソールの提案も行っています。
Q4:痛みが取れた後、どのようにピッチングを再開すべきですか? A: 「段階的復帰」が不可欠です。 段階的復帰とは、怪我や手術などで戦線離脱したアスリートが、安全かつ着実に実践へ復帰するためのプロセスのことです。 痛みがゼロになったからといって、いきなりマウンドで100%の投球をするのは自殺行為です。
1.まずはシャドーピッチング。
2.次にネットスロー(5割の力)。
3.20メートル、30メートルと距離を伸ばす。
4.最後に傾斜(マウンド)を使う。 各ステップで「翌日の痛み」がないことを確認しながら、2〜3週間かけて復帰するのが一番の近道です。焦りは最大の敵です。
スポーツを頑張る選手たちに、共に歩むパートナーとして
一度大きな怪我をすれば、大好きな仲間との時間や、夢見ていた舞台が遠のいてしまいます。 私たちはこの鴻巣の地で、そんな悔し涙を流す選手を一人でも減らしたい。最新の知識と技術を磨き続けているのは、すべてそのためです。 「痛くないけど診てもらっていいのかな?」 そう迷っているなら、ぜひ来てください。その「痛くない今のメンテナンス」が、3ヶ月後のエースの座を守り、3年後の甲子園への道を作ります。
鴻巣駅近く、夜21時まで明かりを灯してお待ちしています。 あなたの全力でスポーツを頑張る姿を、私たちは全力でサポートします!
18歳未満の子供たち、保護者、先生やコーチの方々へ
当院は4月限定で「18歳以下や保護者、先生やコーチ」を対象とした無料治療体験を行っています。なぜなら、子供たちの身体は常に成長し続けており、過度な疲労の蓄積や練習後のケア不足などやりっぱなしで放置をしている子が多いからです。そして成長痛やスポーツ障害につながってきてしまい、最悪の場合手術をしなければならないこともあります。なので、週に3〜4回は身体をチェックし、硬くなった股関節を緩め、肩甲骨の動きを出す。これだけで、防げる怪我は山ほどあります。
ぜひ、この機会にご自身の身体の状態を見つめす直してみてはいかがでしょうか。
なんでも、お気軽にご相談ください。
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地元鴻巣でスポーツ障がいに対応
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